利尿剤はどう作用するか
第2回目
利尿剤はどう作用するか
利尿剤は腎臓に作用してその効果を発揮する。
腎臓は背中の背骨の両側にひとつずつある。
最も重要な機能は、代謝の結果生じた不要な物質を血液から
漉し取ることである。
又、水分やミネラル・アミノ酸等の生化学物質を再吸収する働きもある
腎臓の機能を司る部分は腎単位(ネフロン)と呼ばれ
ひとつの腎臓にそれぞれ100万個以上の腎単位がある。
腎単位は腎小体と尿細管から構成され尿細管で、水、電解質
(ナトリュウム・塩素・カリュウム)等グルコース・アミノ酸
等が再吸収される。
排尿作用を行うのもこの部分である。
ここで論じる利尿剤の殆どは尿細管の一定部位で行われている
電解質の再吸収を妨げることによって作用する。
電解質は一定の割合で水分と結合しているので、その電解質
が体外に排出される時には、結合した水分もともに排出される
事になる。
実際のプロセスは、もっと複雑だが極く簡単に説明すると
三つの利尿剤は(例外を除き)次のように作用する。
次回は、アスリートに使用されている、利尿剤を掲載します。
6pac
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