2009年09月26日
水分を自然に減らす方法
利尿剤はある条件下では、健康に重大な影響をもたらす副作用を伴うことが明らかである。
では、最後の一滴まで体内の水分を絞り出すには、どうしたらよいのであろうか。
利尿剤よりずっと安全な方法を幾つか紹介しよう。
①水を飲む。矛盾しているように聞こえるだろうが、そうではない。
水を多く飲むほど、身体からは出て行く量が多くなるというのは生理学的に確立した事実である。
大量の水、(何も入っていない水)を飲むと下垂体後葉のバソプレシンというホルモン(抗利尿ホルモンとも呼ばれる)
が抑制される。
バスプレシンはアルドステロンと同じく血液量を適切に維持する働きを持つ。
血液中の水分量を感知し水分量が一定のレベルに達するとバソプレシン自体の働きをストップする。
バスプレシンの作用が止まれば腎臓は水とナトリュウムを排出する。
つまり、水こそが自然の利尿剤なのである。
婦人科の医師が水分残留に悩む女性に水を飲むように勧めるのはその為なのである。
②利尿作用を持つハーブを使う。
腎臓を緩やかに刺激して余剰水分を排出させる作用を持つハーブは数多くある。
作用が緩やかなので薬物を使った利尿作用にみられるミネラルのアンバランスを引き起こす危険はない。
元Mrオリンピアのチャンピオンは、ハーブの利尿効果を固く信じている。
このチャンピオンは言う、利尿作用を持つ薬物は筋肉のサイズも減らすので絶対に使いたくないと。
利尿作用を持つハーブについての詳細はここでは紹介する余裕がないので、さらに情報を得たいのであればバロ・タイラー博士著
「ザ・オネスオ・ハ‐バル」を読んでいただきたい。
③水溶性ビタミン。
ビタミンC・ビタミンB6等をある程度以上摂ると、自然で緩やかな利尿効果がある。
通常、ビタミンCを1000mg以上、Bならば150mg以上でこういう作用が現れる。
④カフェイン・コーヒーを飲む。
これらを飲むと含まれているカフェインによって腎臓機能が緩やかに刺激され、1時間程で排尿が促される。
⑤炭水化物を減らす。
炭水化物の摂取量を1日60g以下と極端に低下すると、グリコーゲンの涸渇により、水と塩分が急速に排出される。
1gのグリコーゲンは2.7gの水分が含まれているので低炭水化物食によって貯蔵グリコーゲンが急速に分解され、
水分、ナトリュウムが排出される。
しかし、この方法を長時間続けてはいけない。
2~3日以上続けると、グリコーゲンの消失により疲労と脱力が起こる。
最後に一言、利尿剤は国際オリンピック委員会・国際ボディービル連盟ともに禁止薬物としてリストアップされている。
それは確かな理由があっての事である。
アナボリックステロイドの副作用が使用者の命を奪うまでには長い時間が必要だが(私個人の言葉で表現すれば 真綿で首を絞める行為である)、利尿剤に関しては違う。
たった数時間の内に天国の住人にしてしまうかもしれない。

Muscle Up!
次回は、マッスルUP・「筋肉増強の真メカニズム」をお教えします!
6pac
では、最後の一滴まで体内の水分を絞り出すには、どうしたらよいのであろうか。
利尿剤よりずっと安全な方法を幾つか紹介しよう。
①水を飲む。矛盾しているように聞こえるだろうが、そうではない。
水を多く飲むほど、身体からは出て行く量が多くなるというのは生理学的に確立した事実である。
大量の水、(何も入っていない水)を飲むと下垂体後葉のバソプレシンというホルモン(抗利尿ホルモンとも呼ばれる)
が抑制される。
バスプレシンはアルドステロンと同じく血液量を適切に維持する働きを持つ。
血液中の水分量を感知し水分量が一定のレベルに達するとバソプレシン自体の働きをストップする。
バスプレシンの作用が止まれば腎臓は水とナトリュウムを排出する。
つまり、水こそが自然の利尿剤なのである。
婦人科の医師が水分残留に悩む女性に水を飲むように勧めるのはその為なのである。
②利尿作用を持つハーブを使う。
腎臓を緩やかに刺激して余剰水分を排出させる作用を持つハーブは数多くある。
作用が緩やかなので薬物を使った利尿作用にみられるミネラルのアンバランスを引き起こす危険はない。
元Mrオリンピアのチャンピオンは、ハーブの利尿効果を固く信じている。
このチャンピオンは言う、利尿作用を持つ薬物は筋肉のサイズも減らすので絶対に使いたくないと。
利尿作用を持つハーブについての詳細はここでは紹介する余裕がないので、さらに情報を得たいのであればバロ・タイラー博士著
「ザ・オネスオ・ハ‐バル」を読んでいただきたい。
③水溶性ビタミン。
ビタミンC・ビタミンB6等をある程度以上摂ると、自然で緩やかな利尿効果がある。
通常、ビタミンCを1000mg以上、Bならば150mg以上でこういう作用が現れる。
④カフェイン・コーヒーを飲む。
これらを飲むと含まれているカフェインによって腎臓機能が緩やかに刺激され、1時間程で排尿が促される。
⑤炭水化物を減らす。
炭水化物の摂取量を1日60g以下と極端に低下すると、グリコーゲンの涸渇により、水と塩分が急速に排出される。
1gのグリコーゲンは2.7gの水分が含まれているので低炭水化物食によって貯蔵グリコーゲンが急速に分解され、
水分、ナトリュウムが排出される。
しかし、この方法を長時間続けてはいけない。
2~3日以上続けると、グリコーゲンの消失により疲労と脱力が起こる。
最後に一言、利尿剤は国際オリンピック委員会・国際ボディービル連盟ともに禁止薬物としてリストアップされている。
それは確かな理由があっての事である。
アナボリックステロイドの副作用が使用者の命を奪うまでには長い時間が必要だが(私個人の言葉で表現すれば 真綿で首を絞める行為である)、利尿剤に関しては違う。
たった数時間の内に天国の住人にしてしまうかもしれない。

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Posted by 6pac at 11:24
│代謝