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2012年10月23日

機械のように精密な「身体」The Human Machine32

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機械のように精密な「身体」


The Human Machine






機械のように精密な「身体」The Human Machine32






:心拍数2




先に心臓が他に類を見ない筋肉だと述べたのは、心臓がこのようにして精神的

肉体的な刺激に反応するからである。


実際に身体の2つの系統が「闘うか、さもなければ逃げるか」という緊急時の

準備体制を整え、行動をとる前から全身への酸素の供給量を増やしておこうと

心臓の鼓動を激しくしているのである。

感情面でははなはだしいストレスを受けているときには身体の大半の活動の

スピードアップを図る自動システムとも言える交感神経が副腎と連携して

血液中に大量のホルモンを投入し、これが心臓にたどりつくと心拍数が

増加し、収縮の強度が大きくなる。



機械のように精密な「身体」The Human Machine32



これは場合によっては上手く作用し緊急事態に直面してやらなければなら

ないことをやるのに必要なだけの血液を心臓が送り出せる。


運動選手が「大学の最高記録を更新すべく必死の覚悟でやる」ためにエネルギー


の備蓄を動員することによって通常以上の努力を傾注する事ができるのも、ひと

つにはこうした事があるからなのである。



そして交感神経と対をなす副交感神経が通常、ホルモンの作用を安全なレベルに


とどめる緩衝装置の役割を果たしている。


機械のように精密な「身体」The Human Machine32



交感神経が「行け、行け!」と言っているのに対して副交感神経は「あせるな、

あせるな!」と言っているようである。


しかしコンディションの悪い心臓では上手く減速できない事があるため心臓の調子


が崩れ、過度に速い速度で博動して下手をすると心臓発作のつながる恐れがある。


しかしコンディションの良い心臓では、もっとバランスが取れているため「いけ、

行け!」に従って全力を出し切り、それでいて限度を超えないようコントロール

を効かせられる。危険が生じる恐れがあるほど高レベルまでホルモンが増加して

しまう事は決してないのである。

機械のように精密な「身体」The Human Machine32




これもトレーニング効果のひとつである。

コンディションおいきとどいた身体はこうしたホルモンの影響も受けにくい。

これは恐らくホルモンの利用効率が高いか、またはホルモンの分泌量が少ない

ためと思われる。そのうえ、コンディションの良好な人の心臓の最大心拍数は

比較的少ないレベルで横ばい状態になるようトレーニングされており、感情面

でトレーニング不可能と言えるほどの危機的状況が発生してもこれに耐えられる

だけの保護システムが体内に出来上がっている。

コンディションの悪い人にはこうした保護システムがない。

そういう人が同時に些細な緊急事態でも過度に興奮する過剰反応タイプである

場合には、感情的な動きが激しすぎるうえ肉体面での保護システムを供えていな

いと言う点で打撃が2倍になる。


機械のように精密な「身体」The Human Machine32




「1回拍出量」とは博動1回ごとに左心室から押し出される血液の量の事である

この1回拍出量は、トレーニング効果全体を見た場合にきわめて重要な要素である

博動1回ごとに送り出せる血液の量が多ければ多いほど、心拍数が少なくて済む

からである。


もうひとつ、左心室の「駆出分画」という用語も覚えておく必要がある。例えば

博動1回ごとに左心室から約0.6リットルの血液が押し出されるとしよう。これは心臓

の内部にあった血液の50%に当る量だろうか。

それとも75パーセント、あるいは95パーセントだろうか?トレーニングを積んだ人は

極限能力の80パーセントの力を出しているとき左心室の容量の95パーセント血液を送り

出す事ができる。これは素晴らしい事である。

ところが平均的な運動不足の人は同じく極限能力の80パーセントの力を出している時

血液をわずか75パーセント程度しか送り出せない。

押し出される血液が多ければ多いほど心臓が収縮しなければばらない回数は少なくて済む

のである。しかし心臓から押し出されてしまった血液が何処へ行くかについても考える

べきである。鍛えている筋肉の行くのである。


機械のように精密な「身体」The Human Machine32



血液によっては筋肉まで運ばれてきた酸素がどの程度効率よく筋肉細胞に取り囲まれ

利用されるかの度合いは最大酸素摂取量と呼ばれている。

高度なトレーニングを積んだマラソン選手の最大酸素摂取量は体重1kg当り酸素にして

毎分75mlを上回る事が知られている。

平均的な運動不足の人最大酸素摂取量が体重1kg当り毎分40mlである事を考えれば

75mlは相当な量である。

このようにトレーニングによって心臓は様々に良い影響を受ける。

心筋が強く健康になりリラックスしている時でも体力を極限まで使

っているときでも容易に多くの仕事をこなす事ができる。

また、そのようにして大量のエネルギーを備蓄する事ができるため

肉体面にしろ感情面にしろ、いかなるストレスを受けてもさばく事

ができる。最近心臓に良い事をしていないという人は、今直ぐ始めよう

心臓を鍛える事である。あなたの心臓も喜んでそれに応えてくれるだろう。





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Posted by 6pac at 21:50 │心拍数